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MVG内イベント『祖国のために』
赤軍歩兵科兵卒装備参考例およびレギュレーション

必ずお読みください

以下に紹介する被服、装備品等はMVG内イベント『祖国のために』の調整用レギュレーションとなります。

下記のレギュレーションはMVG内イベント『祖国のために』のものです。MVGに参加するためのものではございません。

 

当イベントはソ連映画、祖国のために(原題:Они сражались за Родину)からインスピレーションを得た、42年戦線後方徴集兵訓練キャンプをイメージしたイベントです。映画を見た後ご参加くださいますと、より一層臨場感が増すかと思いますので、是非ご覧ください。実際に装備を装着して数キロ(調整中)の行軍体験及び、塹壕構築、野営、教練、戦闘訓練を行うにあたり、不慮の事故や怪我を防ぐために僭越ながら装備を統制させて頂きます。


大祖国戦争(以下大戦)中に使用された被服や装備品にはさまざまなバリエーションや改良などが存在しています。それらをすべて紹介するのは困難です。その点をご留意の上、このレギュレーションを元に、アレンジまたは必要装備を追加してください。

​なお本文中の被服、装備品の露語は1941年度版「赤軍兵士のてびき」にある支給品一覧を参考にしております。

出典

Униформа российского военного воздушного флота 1890-1943, ≪Русские Витязи≫ А. Кибовский, 2012

С. Бондарчук. Они сражались за Родину. В. Шукшин, 1975. Мосфильм, 1975, (Youtube).
 

2021/01/20

戦史研究クラブ『赤侍』

​随時加筆修正を行っております。

2023/02/02​

加筆修正

 

​2023/06/02

加筆修正

2024/07/25

写真の差し替えを行いました

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こんな写真が撮れます!!
MVG2022内イベント『祖国のために』 撮影:しぐっち

※Внимание※

​紹介している装備はあくまでも一例です​!!

42年秋想定赤軍歩兵科兵卒行軍装備参考例

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①:39年型ヘルメット
②:38年型ギムナスチョルカ
③:兵下士官用装備ベルト
④:37年型二室式弾薬盒
⑤:旧型ガスマスク及び嚢
⑥:手榴弾嚢(RGD-33用)
⑦:39年型背嚢
​⑧:水筒及び嚢
⑨:旧型スコップ及び嚢

着用方法はこちら

レギュレーション概要

被服

  1. 綿製兵下士官用ピロトカ

  2. 41年型階級章

  3. 綿製兵下士官用ギムナスチョルカ

  4. 綿製兵下士官用ズボン

  5. 兵下士官用外套

  6. 兵下士官用下着

  7. ズボンベルト

  8. ​装備ベルト

  9. 襟布

  10. ​足布

  11. 長靴もしくは巻脚絆と編上靴

装備

  1. ヘルメット

  2. 弾薬盒 ※最低一つ

  3. РГД-33手榴弾嚢

  4. スコップおよびスコップ嚢

  5. 水筒および水筒嚢

  6. 旧型もしくは新型防毒面嚢

  7. 飯盒 

  8. メショク(背嚢)

  9. ​1891/30小銃および銃剣、スリング

  10. ​背嚢入れ組品 ※任意

  11. ​外套縛着ベルト

レギュレーション詳細

略帽について

「Пилотка:綿製兵下士官用ピロトカ」

綿製兵下士官用ピロトカを準備してください

  • 綿製兵下士官用略帽はサンドカーキ色のものを推奨します

  • 帽章は36年型、39年型、47年型、ペンキ塗りの小帽章を推奨します

  • ​必ずいずれかの帽章を取り付けてください

~帽章について~

36年型帽章(小帽章、中帽章)、39年型帽章(中帽章)、47年型帽章(小帽章、中帽章)、ペンキ塗り帽章(小帽章、中帽章)

帽章を取り付ける際の参考にしてください

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兵下士官用野戦服について

「Гимнастерка:カーキ色綿製折襟野戦服(ギムナスチョルカ)」

被服の統制として35年型から42年までのギムナスチョルカのいずれかを準備してください

  • いずれの野戦服においてもカーキ色、肘あてが付いているものを使用してください

  • ボタンに関しては労農赤軍(旧ソ連軍)のものであればカーキ色もしくは黒色のボタンを取り付けてください。ズボンボタン、ガラライトボタンで代用しても良いです

  • いずれの野戦服にも襟布を必ず取り付けてください

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38年型綿製折襟野戦服の仕様書にある付図

~階級章について~

  • 41年型階級章(カーキ色)を取り付けてください

  • 指導員が下士官役をやりますので徴集兵役の方は41年型階級章を使用し、赤軍兵士(兵卒)での参加をお願いします

  • ​歩兵科兵科章はつけてもつけなくても良いです

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​40年型階級章
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​41年型階級章に歩兵科兵科章を取り付けている一例
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​40年型階級章(前列左から3人め)と41年型階級章と混在の例
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​41年型階級章の例
兵下士官用ズボンについて

「Шаровары:綿製兵下士官用ズボン」

生地は綿製でサンドカーキ色であれば現在販売されているいずれの複製品でも使用可ですが、膝あてが付いていないものは避けてください

  • ​戦後ソ連軍等の膝あて付きの綿製ズボンでも代用できます

  • 38年型、44年型いずれも使用できますが、可能であれば38年型を準備してください

  • ​​戦後ソ連軍その他組織の代用を使う際、ふくらはぎの部分につなぎ目がないか確認してください。ふくらはぎのところにつなぎ目があるズボンは使用できません

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38年型綿製兵下士官用ズボンの仕様書にある付図
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「Ремень брючный:ズボン用ベルト」

  • 複製品及び戦後ソ連軍のものを使用するか、ない場合は麻紐等を使用してください

 

兵下士官用下着について

「Рубахи и кальсоны нательные:兵下士官用下着」

  • 野戦服の下に着用するシャツ。複製品及び戦後品、夏用冬用どちらでも使用できます

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兵下士官用下着の仕様書にある付図
兵下士官用防寒服について

「Шинель:兵下士官用外套」

行軍時に体に外套を巻きますので、外套を必ず準備してください

  • 38年型及び41年型兵下士官用外套のいずれも使用できます

  • 戦後ソ連軍兵下士官用外套も使用できます

  • ​ダブルの外套は使用できません

  • 襟章いずれも可能であれば取り付けてください

  • 戦後ソ連軍の外套を使用する際は肩章、襟章の台座は取り外してください

  • 背面のボタンは黒色もしくはカーキ色のものを使用してください

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38年型兵下士官用外套
仕様書の付図
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右襟には41年型階級章があるが左襟にはついていない一例
41年型階級章を外套に取り付けた一例
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外套に階級章を取り付けていない一例

「Ремень поясной:兵下士官用装備ベルト」

  • 労農赤軍用革、キャンバス製兵下士官用装備ベルトのいずれかを使用してください

  • ​海軍用及び軍学校生徒用、戦後武装警備員用、戦後ソ連軍用バックルベルトは避けてください

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左:兵下士官用カンバスベルト、右:兵下士官用革ベルト
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上:兵下士官用革ベルトの複製品
​下:兵下士官用カンバスベルトの複製品

長靴及び編上靴について

長靴、編上靴と巻き脚絆の組み合わせのいずれかを使用し、靴ずれ防止のためよく履きならしてください

「Сапогй кирзовые:キルザ製長靴(キルザチー)」

  • 革製(合皮含む)戦後品、代用品を使用してください

  • ゴム長等著しく違うものは避けてください

  • ポルチャンキ(足布)もしくは靴下を必ず着用してください

「Ботинки、Обмотки:編上靴&巻脚絆」

  • 脚絆の素材、色についてはいずれも使用できます

  • 革製(合皮含む)代用品の使用できますが、著しく違うものは避けてください

  • 編上靴は戦闘時、必ず巻脚絆も合わせて装着してください

  • ポルチャンキ(足布)もしくは靴下を必ず着用してください

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戦闘装備について

「Стальной шлем:鉄製ヘルメット」

36年型、40年型もしくは39年型ヘルメットを準備してください

  • 他国、戦後類似は相談してください

  • ​なるべく正面に星のペイントのないものを使用してください

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39年型ヘルメット(手前)、40年型ヘルメット(奥)
36年型ヘルメット
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「Сумка патронная:弾薬盒」

  • 右図に示す戦後製キルザ生地の弾薬盒は使用できません

  • その他労農赤軍用で二室式弾薬盒以外のもの(SVT-40用等)も使用できます

  • 戦後SKS用弾薬盒は使用できません

  • 最低一つは準備してください

  • ポーチ内に詰め物をし、形を整えてください

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戦後製キルザ生地弾薬盒※使用不可
二室式弾薬盒

「Малая пехотная лопата:携帯スコップ」

  • 先のとがったもの、平らなものいずれも使用できます

  • 類似品、他国品等の使用できます

  • ​旧型を持ってない人は43年型でもいいですけどできたら旧型がいいな…

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左:旧型(1940年製)
右:43年型(1943年製)
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「Сумка для противогаза:ガスマスクバック」

  • ガスマスクバックの形状は複製品であればどの形状でも大丈夫です

  • 戦後ソ連軍のガスマスクバックを使用される際は事前にご相談ください

  • ガスマスクおよびタオル等を詰めてください

「Сумка гранатная:手榴弾嚢」

実際は手榴弾嚢を使用していない写真も散見されますが、統制のために準備してください

  • RGD-33及びF-1等の手榴弾嚢を使用してください

  • 手榴弾の複製品及びタオル等を詰めてください

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RGD-33用手榴弾嚢

「Фляга:水筒」

状況中に使用するため、使用できるように洗浄しておいてください

  • 戦後品、東独製のものも使用可できます

  • 吊り及び簡易型及びXバンドタイプの水筒嚢を使用してください

  • ​ガラス製を使用する際は破損に十分気を付けてください

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アルミ水筒の例
左から41年製、
東独製(年代不明)、50年代製、80年代製

「Ложка:スプーン」

  • 鉄製、アルミ製、木製のものを使用してください

  • 複製品がなければ華美でない現代品鉄スプーンを使用してください

「Котелок:飯盒」

下記のいずれかの飯盒を準備してください。

  • 飯盒はソラマメ及び鍋型いずれも使用できます

  • 戦後ソ連軍のものも代用できます

アルミ食器の例

「Вещевой мешок:メショク(背嚢)」

  • メショクを使用してください​

  • ​メショクは戦後ソ連軍のもので背面にポケット及び縛着ベルトが縫い付けてあるものはそれらを取り外しても使用しないでください

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メショク
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戦後型メショク※使用不可

「Плащ-палатка:パラトカ」

防水処理の施されたポンチョ兼テント、当イベントでは悪天候の際や野営や休憩の際に使用します。何かと便利なのでお持ちください

  • 四隅の補強材は革のものに限ります。金属環のものは使用できません

  • ​他国類似品でも使用できますが、大きさや補強材の材質が上記に適合する場合使用できます

  • ​テントポール、タープ、ペグも​持っている人は持参してください

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「Перчатки зимние:手袋」

野外で作業する際のけがの予防や防寒用に使用します

  • ブラウン色の戦後ウール製手袋使用可

「ポケットナイフ」

支給される黒パンを切ったり、その他様々な作業で使用します

  • 形状や製造国は指定しないが、明らかに現代品とわかるもの(ビクトリノックス等)は避けてください

複製品は以下のサイトで購入できますので、参考にしてください。

現在ロシア、ベラルーシ、ウクライナから購入できる複製品で十分にレギュレーションをクリアできます。

もし他のショップをご存知でしたら、そちらで購入していただいてもかまいません

シュスター※クリックするとリンク先に飛びます

※シュスターは注文した後製作するため到着まで時間がかかります、イベントまで最低でも1-2か月前までに注文しないと間に合いません

小銃について

「Винтовка обр. 1891/1930 г.:1891/30年型小銃」

  • 現状購入できる無可動実銃やエアガンいずれの形式でも使用できます

  • ​銃剣も持ってきてください

  • かならず何かしらのスリングを取り付けてください

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