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MVG2026内イベント『Дым-44』 
赤軍歩兵科兵卒装備参考例及びレギュレーション詳細

必ずお読みください

以下に紹介する被服、装備品等はMVG内イベント『Дым-44』の調整用レギュレーションとなります

下記のレギュレーションはMVG2026内イベント『Дым-44』のものです

 

当イベントは詰襟野戦服の供養のためのイベントです以下のレギュレーションは現存する写真や専門書等の資料より本項作成者のПирoгoвが勝手に想像し、イベントのために定めたものです。コラボ先が決まればそれに合わせたレギュレーションに変更する可能性がありますが、44年想定は変わりません。

また、昨今の国際情勢に伴い海外からの複製品もしくは実物の調達は非常に不安定かつ困難を伴います。加えて、現地での課外活動での参加者の体調管理の必然性に伴い、当時の規定や資料、写真​を踏まえたアレンジを加えております。このアレンジに対する責任は本項作成者のПирoгoвにあります。


大祖国戦争中に使用された被服や装備品にはさまざまなバリエーションや改良などが存在しており、それらをすべて紹介するのは困難です。その点をご留意の上、このレギュレーションを元に、ご自身でアレンジまたは必要装備を追加してください。

Всe Дым и сoн.

​ーすべては幻であり夢であるー

出典

Униформа РОССИЙСКОГО ВОЕННОГО ВОЗДУШНОГО ФЛОТА 1890-1943, ≪Русские Витязи≫ А. Кибовский, 2012


 

2025/6/3

戦史研究クラブ『赤侍』

​随時加筆修正を行っております

Дым-44 赤軍歩兵科兵卒装備参考例

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①:ピロトカ
②:43年型ギムナスチョルカ
③:兵下士官用装備ベルト
④:37年型二室式弾薬盒
⑤:ガスマスク嚢
⑥:手榴弾嚢(RGD-33用)
⑦:飯盒
​⑧:メショク(背嚢)

着用方法はこちら

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レギュレーション詳細

略帽について

「Пилотка:綿製兵下士官用略帽(ピロトカ)」

  • ​かならずいずれかの帽章を取り付けてください

​​​​​​​​

~帽章について~

36年型帽章(小帽章、中帽章)、39年型帽章(中帽章)、47年型帽章(小帽章、中帽章)、ペンキ塗り帽章(小帽章、中帽章)を使ってください

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兵下士官用野戦服について

「Гимнастерка:ギムナスチョルカ」

1943年に採用された胸ポケットのない詰襟型の綿製兵下士官用野戦服もしくは折襟(何年型でもいいです)を準備してください。いずれの野戦服も野戦用肩章を取り付けてください

  • 折襟型の野戦服を使用する際、襟階級章は41年型階級章であれば外す必要はないです

  • ボタンに関しては労農赤軍(旧ソ連軍)のものであればカーキ色もしくは黒色のボタンを取り付けてください。独軍の使用している皿ボタン等で代用してもいいです

  • 襟布をつけてください

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43年型綿製兵下士官用折襟の仕様書にある付図
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左:胸ポケットのない詰襟、中:折襟に肩章を付けたもの、右:折襟の首部分を改造したもの

~階級章について~

  • 下士官、班長はこちらでお願いするので、それ以外の人は野戦用肩章に何もついていない赤軍兵士(兵卒)もしくはリボン1本のエフレイトル(兵長相当)でお願いします

  • 肩章を留めるボタンはソ連軍のものやそれに類する複製品を使用する際は18㎜ボタン(肩章留めの専用ボタン)もしくは14㎜ボタン(前開きや袖に取り付けるボタン)を使用してください。無い場合は、目立たないボタン(独軍皿ボタンや鉄皿ボタン、木のボタン等)で代用してもいいです

  • 負傷線は過度にならない程度であれば着用可。

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​43年型野戦階級章
兵下士官用ズボンについて

「Шаровары:綿製兵下士官用ズボン」

もし今後44年以前の赤軍兵士の再現を行う可能性があるのであれば後ろポケットのない38年型を購入することをおすすめします​​

  • 膝あてついてるものを使ってください​​

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38年型綿製兵下士官用ズボンの仕様書にある付図

「Ремень брючный:ズボン用ベルト」

  • 複製品及び戦後ソ連軍のものを使用するか、ない場合は麻紐等を使用してください

兵下士官用下着について

「Рубахи и кальсоны нательные:兵下士官用下着」

・野戦服の下に着用するシャツ。複製品及び戦後品、夏用冬用どちらでもいいです

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兵下士官用下着の仕様書にある付図
兵下士官用防寒服について

体に巻くと大変かっこいいので持ってきてください

「Шинель:兵下士官用外套」

  • 38年型及び41年型兵下士官用外套のいずれも使用できます。戦後ソ連軍兵下士官用外套も使用できます

  • 肩章、襟章いずれも可能であれば取り付けてください

  • 背面のボタンは黒色もしくはカーキ色のものを使ってください

  • ​縛着ベルトも必要です

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38年型兵下士官用外套
仕様書の付図
​左:襟章、肩章を取り付けた例、右:襟章のみを取り付けた例
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襟章、肩章を取り付けた兵もいるが、襟章の無い兵もいる

「Ремень поясной:兵下士官用装備ベルト」

  • レンドリース品の米軍革ベルト、独軍ベルト(この場合バックルの卍は必ず削り落とすこと)、労農赤軍用革、キャンバス製兵下士官用装備ベルトのいずれかを使用してください

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左:兵下士官用カンバスベルト、中:レンドリースベルト、右:鹵獲独軍ベルト
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上:兵下士官用革製装備ベルトの複製品
​下:兵下士官用カンバス製装備ベルトの複製品
兵下士官用革製装備ベルト

長靴及び編上靴について

長靴、編上靴と巻き脚絆の組み合わせのいずれかを使用してください

「Сапогй кирзовые:キルザ製長靴(キルザチー)」

  • 革製(合皮含む)戦後品、代用品を使用してください

「Ботинки、Обмотки:編上靴&巻脚絆」

  • 編上靴は戦闘時、必ず巻脚絆も合わせて装着してください

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戦闘装備について

「Стальной шлем:40年型ヘルメット」

ヘルメットをかぶってる方がかっこいいので持ってきてください。39年型か40年型でお願いします

「Сумка патронная:弾薬盒」

弾薬盒は最低一つ準備してください

  • その他独軍もしくは労農赤軍用で二室式弾薬盒以外のもの(SVT-40用等)も使用してもいいです

「Малая пехотная лопата:携帯スコップ」

穴を掘るので携帯スコップを持ってきてください。新型旧型鹵獲品何でもいいです

「Сумка для противогаза:ガスマスクバック」

私物を入れたりするので持ってきてください。年式はどのタイプでも大丈夫です

「Фляга:水筒」

これがないと水が飲めません

  • 戦後品、東独製のものも使用できます

「Сумка гранатная:手榴弾嚢」

持ってる人は持ってきてください

「Ложка:スプーン」

これがないとご飯が食べられません

  • 鉄製、アルミ製、木製のものを使用してください

「Котелок:飯盒」

これがないとご飯が食べられません

  • ソラマメ及び鍋型どちらでもいいです

「Вещевой мешок、Ранец:背嚢」

私物や装備品、飯盒等を収納します

  • ベシュメショクもしくは39年型、41年型背嚢を使ってください

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39年型背嚢
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41年型背嚢
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メショク

「Плащ-палатка:パラトカ」

本部預かりじゃない人は持ってきてください。これがないと雨が降るとずぶぬれになります

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小銃について

「Винтовка обр. 1891/1930 г.:1891/30年型小銃」

  • 現状購入できる無可動実銃やエアガンいずれの形式でも大丈夫です

  • かならず何かしらのスリングをつけてください

  • ​銃剣があったほうがかっこいいので持ってる人は持ってきてください

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© 2017 by 戦史研究クラブ『赤侍』

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